第二話 『織(おり)と 律(りつ)』 人里から離れた、誰からも祀られる事のなくなった社。 今日も元気よく社の扉を開け、茶色の子猫が飛び出した。が。 突然、糸の切れた人形のように、子猫がぴたりと止まった。 「りーつ。どうした?」 一人の青年がそう言いな…
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